
こけしと下駄で有名な湯の街、宮城の鳴子温泉に行って来ました。同じ宿に連泊するのは結構久々なので楽しみです。
東京から新幹線とローカル線を乗り継いで約2時間半。鳴子温泉駅に到着です。
電車から下りると、もう硫黄の香りが漂っています。近くの山合いからは白い煙がもくもくと噴出していました。恐らく地獄谷があるんだと思います。


駅から出ると、まずは足湯が出迎えてくれます。
入ってみたんですが、物凄く熱くて、足を浸けてられなかったです。
まあ多分寒くて足が冷えてたからで、慣れれば平気そうでした。普通に浸かってる人も何人もいました。
源泉の温度はかなり高そうです。嬉しいことです。



チェックインまでまだ時間があったので、少し温泉街を散策し、手頃なお店に入りお昼を取りました。
お蕎麦も美味しかったんですが、この地ビールが凄く美味しかったです。なにやら結構な賞を取った地ビールだそうです。

今回宿泊する旅館、ゆさやです。
国の登録有形文化財に指定されており、中々趣きがあります。
ゆさやは「うなぎ湯」という湯で有名なのですが、その湯は400年の歴史があるそうです。


ロビーも鄙びた感じで良い雰囲気です。
チェックインと共に貸しきりの露天風呂の予約もすませ、部屋に向かいます。


部屋も、狭いですが良い雰囲気です。
柱も磨きこまれ、年季が入っているのに艶々していました。
のんびりしていると、フロントから電話があり、貸しきり露天の時間になったとの事。
露天風呂は旅館から少し離れているので、浴衣に羽織をしっかり着込んで出掛けてきました。


宿のすぐ向かいにある坂を登ると、貸しきり露天の茜の湯があります。
歩いて1,2分くらいです。
結構な坂で、雪で凍るとちょっと下駄では怖そうです。晴れてて良かったです。

物凄い開放感の露天風呂です。というより、開放され過ぎです。
紅葉の頃や雪景色なら相当気持ち良さそうな景観でした。たしか鳴子の辺は紅葉も有名で、よく雑誌やテレビで取り上げられていました。
緑色がかった湯で、泉質は、硫黄を含んでいますがアルカリ性です。なので肌がヌルヌルすべすべします。内湯のうなぎ湯に近い泉質だそうです。適温で良い湯でした。

もちろん源泉掛け流しです。
左の写真と上の写真とは、湯の色がが少し違うのが分かると思うんですが、湯の温度の違いらしいです。
ちなみに左が初日、上が二日目に入った時で、上のほうが熱かったです。
熱い方が緑色が濃くなるそうです。
一旦部屋に戻った後、いよいよ今回の目的である内湯のうなぎ湯に向かいました。
温泉好きには有名な内湯です。



アルカリ性の芒硝泉で、緑色をしています。天候などでも色が変わるそうです。
泉質は柔らかく、肌がヌルヌルします。正にうなぎ湯です。
源泉はなんと99.5度もあるそうで、お湯を入れ替える時だけ加水して温度調整をするそうですが、その後は掛け流しです。湯量も豊富らしくじゃんじゃん掛け流しています。
本当に相当泉質は良いです。全国でも屈指なんじゃないでしょうか。入った後はずっと肌がすべすべして、体もポカポカしていました。

こちらはもう一つの内湯です。
上の広いお風呂と男女交代制です。
泉質は同じですが、結構狭いです。
泊まりなら両方もちろん入れますが、日帰りで来た客達は、女性しか広い方には入れなかった様でした。
日帰りで行く方は気を付けて下さい。



湯上りに館内散策です。
古い調度品で揃えており、ロビーではアナログのレコードで曲をかけていました。

夕食です。
お膳でこの様にして食べるのは初めてです。
懐石風に料理が順に出てくる方が好みですが、これはこれで初めてなので楽しかったです。

さて今回のぐい呑みです。
奥磯太覚さん作の志野のぐい呑みと、
竹村永楽さん作の備前のぐい呑みです。
太覚さんの志野を旅行に持って行くのは初めてです。備前ほど丈夫ではないので気を遣いました。
宮城ということで一の蔵を飲んだのですが、やはり良い酒は良い器で飲みたいですからね。

ちょうど同じ日に、「雪渡り」というお酒の発表会がゆさやの大広間を借りて行われており、
うるさかったのですが、お詫びのつもりか「雪渡り」が僕らにも振舞われました。
いやー、美味しかったです。出来立てだからでしょうか。翌日には「雪渡り」の出来立ての酒粕で作った甘酒も振舞われ、これも凄く美味しかったです。
うるさいのと差し引いてもラッキーでした。
翌日、朝から隣の公共の湯の「滝の湯」に入ってきました。

ゆさやの隣にあるのに源泉は違うそうで、こちらは酸性の強い白濁した硫黄泉です。
こちらも豪快に源泉が掛け流れていて、じゃぶじゃぶお湯が溢れていました。
手前が熱い湯で、奥にぬるい湯があります。
手前は本当に熱いので、奥のぬるい湯にぬくぬく入ってたら、熱い方に入っている客から恨めしそうに見つめられたので、泣く泣く交代しました。
うなぎ湯とは打って変わって肌にピリピリきますが、こちらもとても良い湯でした。

暖まったところで、小雪が舞う中、浴衣と下駄で温泉街散策です。
街も鄙びた感じの良い街でした。
こけしや下駄のお店を見ながら、お土産やお酒を買い込んでる内に、結構雪が大降りになってきたので、甘味処に非難しました。
でもお店の人に聞くと、こんな降りは全然序の口だそうです。やはり暖冬なんですね。



お汁粉を食べ、その後良さげな蕎麦屋があったので一杯引っ掛け、旅館に戻りました。
蕎麦は昨日の店も今日の店も、美味しかったです。鳴子は良いところですねえ。


鳴子は鳴子漆器も有名らしく、散策中とても良い雰囲気のお店があったので入ってみました。
そうしたらびっくりするほどどれもレベルが高く、しかも安価。
根来のとてもよいお盆があったので、2つ買いました。
根来の盆は備前焼ととても相性が良く、ずっと欲しくて探してたのですが、東京では中々良い物がなく、まさかこんな所で手に入るとは思わなかったです。
僕的には温泉以上に収穫でした。


二日目の夕食は蟹が出ました。
その他は似たような物でした。まあお湯を楽しむ旅館と言う事で。値段も安めですし。
右は昼間買ってきた濁り酒です。早速開けてしまいました。


一夜明けると、外はすっかり雪景色でした。
東京は初雪はまだなので、今年初の雪で感動です。もう一日早く積もれば雪見風呂が出来たのに。
あ、そしたらあの坂で転んでますかね。
良い温泉旅行になりました。お湯も本当に良く、良いお盆も手に入り、大満足です。
ゆさやの人達も気の良い人ばかりで、高級旅館とはまた違った良さがありました。またいずれ来たいです。
この後、仙台で遊ぶ計画だったのですが、急遽変更して日本三景の松島に行って来ました。
その模様は次回のブログで。