明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
「としわすれ」というブログを始めて最初の年忘れとなる去年の暮れに、山梨の下部温泉にある大市館に泊まって来ました。
今回は9月くらいから年末の旅館探しをしてたのに、どこもいっぱいで断られ、この大市館も取れたのはいいんですが、二泊は取れずに一泊だけの旅行になりました。
甲府から身延線で一時間、下部温泉に到着です。
レトロな駅です。
下部温泉は信玄の隠し湯だそうです。
大河ドラマをやるからか、風林火山ののぼりがあちこちに立っていました。
駅から約15分ほど歩いて、右の写真の大市館に到着しました。
大市館です。
明治8年創業。立派な佇まいでした。
ロビーの様子です。
チェックインするとまずロビー奥にある上・右の写真の場所に通され、
そこで甘酒と和菓子が振舞われました。
もうこの時点でこの旅館を気に入りました。
甘酒は谷桜の酒粕で作った甘酒だそうです。
谷桜は僕らの大好きなお酒で、山梨に行く度に買って帰ってます。
その他の館内の様子です。
この囲炉裏の図書室が、この旅館を選んだ大きな理由のひとつです。
本の品揃えも中々でした。
館内のあちこちにこういった寛ぎスペースがあります。
数年前の大改装で、部屋数を減らし、こういうゆとりある空間を増やしたそうです。
そういうのは良いですね。僕らのど真ん中です。
部屋も15畳もあり、凄い広々してました。
次の間と合わせてではなく、一部屋自体が広いというのも中々良い物でしたよ。
もうひとつの売りの岩風呂です。
ここは、その岩風呂に続く通路です。
本物の岩をくり貫いた中を歩いていきます。
岩から染み出してるのはおそらく源泉だろうと思われます。
岩風呂です。
雰囲気は最高です。源泉掛け流しで、湯船の下の板の間からお湯が出てきます。
しかし、ひとつ大きな問題が・・・。
なんと温度が30℃程度しかないのです。もちろん加熱はしてなくて、そのままです。
30℃というと夏のプールの水くらいの冷たさです。
一時間も入っているとぽかぽかしてくるらしいんですが、20分を過ぎても一向に暖かくはならず、二度入ったのですが二度とも30分くらいで断念。
震えながら浴衣を着ました。
人にもよるでしょうが、ちょっと冬は辛いかもしれません。
岩風呂の中の様子です。雰囲気は満点です。
奥に熱いお風呂もあるんですが、水道水を沸かして循環させているただ温まるだけのお風呂です。
ここで充分温まってから源泉の湯に入ります。でも余計冷たく感じますけどね。
その他にも、内湯と貸切の露天風呂があるんですが、残念ながら水道水の循環湯です。
こちらも雰囲気は良いです。
食事です。
朝夕とも食事処で頂きました。
食事は文句なく美味しかったです。地ビールもお酒も美味しかったです。
本当は二泊したかったのに一泊しか取れなかったのを憶えててくれて、お詫びにとグラスワインをくれました。
3ヶ月前の電話のやり取りなのに、感心しました。
館内の雰囲気と、宿の人の心遣いは、かなり水準が高いと思います。
朝食です。
おかゆと豆乳鍋でした。この他焼き魚や薬味もついてました。
かなり豪華な朝食でしたよ。
食後のコーヒーも中々でした。
チェックアウトした日がたまたま日曜日で、温泉街に日曜朝市が立っていました。
お湯の冷たさを除けば大満足の旅館でした。温度にしても好みの問題なので人によっては良いかもしれません。
事実、評価は高い温泉でもあります。
また機会があれば夏にでも来てみたいです。
その後、甲府で年を越して、深夜に初詣をしてきました。
凄く好きな神社で、初詣はここ最近は毎年この神社です。妻は子供の頃からこの神社だそうです。
話は変わりますが、念願の仙仁温泉の旅館・岩の湯が予約取れました。
なんと約一年後です。
今までなんど電話して駄目だった事か。値は張りますが、ずっと憧れてた旅館です。
その模様は約一年後に。